コメ農家の方と懇談「生産者が続けられる需給の在り方に」西村幹事長

イチゴ農家・コメ農家のみなさんと  さくら市

 生産資材の高騰が心配だというイチゴ農家の高橋晃一さんは、一方で、自然エネルギーを利用した暖房施設、井戸水を利用したウオーターカーテンは影響を受けずに済んでいるとも話しました。

イチゴ農家では、今後主流になってくるという「とちあいか」を試食

 コメづくりの現場では、環境保全型農業推進コンクールで優秀賞を受賞した佐藤武久さん、斎藤克之さん、菅俣直之さん、菅俣功さんの農家3人で組織する本田スーパーⅢのメンバーと懇談しました。まく種の量を3割減らし冷害に強い丈夫な苗を作り、米ぬか、もみ殻による自家製の発酵肥料「ぼかし」を用い、特別栽培農産物のガイドラインに基づく生産について話を聞きました。

 「国の根幹は農業。農業が衰退するようではだめ」「今より価格が下がったら続けられない」「(国の農業政策は)規制するところと緩和するところを間違えている」「30年間賃金が上がらない」「自給率が37%だなんて先進国ではない」といった声を受け止めました。手間暇かけた特別栽培農産物のコメと、ふつう米との価格差はわずか1割程度だと知った西村幹事長は、「安いものに慣れ過ぎた消費者のマインドも変えないといけない。生産者が続けられる需給の在り方に変えていかないといけない」と話しました。

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 佐藤さんらは「価格が高すぎると買ってくれる人がいなくなる」とも話し、党の地域調査会会長でもある福田衆院議員は、農業者戸別所得補償制度にも触れながら、「生産者にお金がいく仕組みをどう作れるかが課題」だと話し、党として取り組んでいく考えを表明。栃木県連つながる本部長でもある松井県議は、「地域の課題をつなげていく。すぐに変えられるものと時間がかかるものがあるが、声を届けないと伝わらない。これからも声を聴かせてほしい」と話しました。

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