福山哲郎幹事長は4日夜、東京都議会議員選挙の結果を受け党本部別館で記者団の取材に応じました。

  福山幹事長は、立憲民主党として初めての都議会議員選挙について「コロナ対策をはじめとして、小池知事に対し『一定の緊張感を持った東京都議会にしていく』『都議会としてのチェック機能を果たさせてください』、そしてさらには、『オリンピックについて中止または延期という選択肢も』ということで、強く訴えさせていただいたところ、本当に多くの都民の皆さまから支持をいただき、この議席の結果は、都議会でしっかりとチェック機能を果たしていくのに一定の基盤ができていると考えている。推薦した候補で当選した方たちと協力しながら、都議会での存在感を示していきたい」と述べ、ご支援いただいた方々への謝意を表しました。

 自民党・公明党で議席が過半数に届かなかったことについて、どういう民意の表れだったと思うかと問われると「国政での与党である自民党と公明党に対する根強い批判がこの選挙でずっとあって、特に自民党に対する批判票が今回、立憲民主党と共産党と都民ファーストに分かれて流れたと考えている。自民党に対する厳しい評価というのが、この選挙結果に表れたのではないかと考える」「東京は今、感染拡大している状況であり、リバウンドの不安が広まっている。それでもなおかつ、オリパラを強行に開催するという姿勢には、いまだに国民の皆さんの不信感が残っている。それなので、これから衆院総選挙に向けて、コロナの感染拡大をどう止めていくのか、そして水際対策をどうやっていくのか、こうしたことをわれわれとしては、閉会中審査を含め厳しく、政府・与党に求めていきたい。今、底流にある自民党と政府に対する不信感というものはなくならないと思う」と語りました。

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