【談話】保護価値の高い森林の保全に対する国際社会の取り組みの強化について

【談話】保護価値の高い森林の保全に対する国際社会の取り組みの強化について

立憲民主党環境部会長
衆議院議員 生方 幸夫

 森林は、生物多様性を育み、気候変動対策においても重要な役割を担っていることから、森林が大きく劣化・減少することは人類の大きな損失につながります。そのような観点から、特に緊急性の高い、アマゾンの大規模な森林火災について、先月、仏南西部ビアリッツにて開催された主要7カ国首脳会議(G7)でも、消火への取り組みへの支援とともに、アマゾン地域の森林の重要性が国際社会として共有されました。

 地球上の森林は、グローバル化が進む経済活動の影響で、世界的に二酸化炭素排出量の増加が進む中、自然のサイクルの中で長く二酸化炭素をその森林内に貯蔵し、固定化させる、きわめて重要な役割を果たしています。特に、アマゾンの熱帯雨林は、アフリカのコンゴ盆地やアジアの熱帯雨林などの森林地域と並び、希少な動植物が生息し、2017年には、約400種もの生物の新種が発見されました。

 アマゾンの熱帯雨林での火災を含め、近年多発する森林の火災を止めることができないと、私たち人間の健康と生活に深刻な影響を与え、豊かな生物多様性を破壊し、気候のみならず、さらに多くの災害の危機に世界をさらすことになります。

 立憲民主党は、保護価値の高い森林の保全の必要性を理解するとともに、現下のアマゾンの森林火災をはじめ、森林の果たす役割を阻害する様々な世界的危機について、その深い憂慮を国際社会と共有します。そして、国際社会及びその構成員たる日本が、その憂慮を、行動によって乗り越えていくことが出来るよう、最大限の支援、行動を行って参ります。

以上

 

https://cdp-japan.jp/news/20190902_2050

PAGE TOP