立憲民主党農林水産部会(部会長:田名部匡代参院議員)は7月22日、生産資材の高騰による生産コストの急激な上昇が、生産現場の経営を圧迫し危機的な状況にあることから、生産者の経営意欲を失わせない国の姿勢を改めて強く求め、金子原二郎農林水産大臣に申し入れました。生産資材高騰対策を求める要請は、先月8日の緊急要請に続き、2度目となります。

 要請では、(1)燃油・肥料などの価格高騰対策として、農家負担の軽減を図る対策の充実・強化や、支援策構築にあたって支援対象の柔軟な対応や事務手続の簡素化に留意し、生産現場へ迅速かつ実効性の高い対策を行うこと、(2)飼料自給率向上に向けた生産拡大への支援強化、(3)食料自給率向上と生産基盤の強化、耕畜連携などによる資源循環・環境調和型農業の拡充、再生産可能な所得補償政策の措置など幅広い政策を講じて、新たな食料安全保障政策の確立と予算確保を行うこと、などを農林水産省に求めました。

 申し入れ後、記者の取材に応じた田名部部会長は、「20日に行った農林水産部会で、政府が検討中の対策の内容をヒアリングし、現場の状況を踏まえた出席議員からの意見を取りまとめ、本日、金子大臣に申し入れた。政府には、私たちの視点で気付いたことは要請を受けて補ってもらい、対策を実施してもらいたい」と要請の主旨を述べました。

 今回の申し入れには田名部参院議員のほか、金子恵美、篠原孝各衆院議員、小沼巧、横沢高徳各参院議員が出席しました。

資材高騰再申し入れ220722.pdf