立憲民主党は27日、第29回常任幹事会を国会内で開催しました。
 枝野幸男代表は冒頭、23日から始まった東京オリンピックについて「先行きが見えない中で努力を重ねてこられたアスリートの皆さん、非常に特別な環境の下での大会になり、そのような中でも最善の努力をされている姿には心から敬意を表したい。また、それぞれの現場で感染症対策を何とか十分に進めようと努力しながら運営にあたっておられる皆さんにも敬意を表したい」と述べました。
 一方、オリンピック選手や関係者の新型コロナウイルス感染が日々報じられ、東京都で緊急事態宣言が出されたにもかかわらず、新規感染者が減る兆しどころか、むしろ相変わらず大変急激な増加を続けていると指摘し、「国民の皆さんの命と健康を守る、世界から集められているアスリートをはじめ、五輪関係者の皆さんの命を健康を守るために、われわれとしても閉会中審査や野党ヒアリングの場などを活かし、できる努力を最大限していきたい」と表明しました。
 また、台風が接近していることから、引き続き自然災害等に対する備えを各地でおこなっていくよう呼びかけました。

【報告・承認事項】

<幹事長>
 15日に連合と締結した政策協定、26日に設置した台風8号大雨警戒情報連絡室、党本部職員の新型コロナウイルス感染について報告がありました。

<国会対策委員長>
 国会閉会中審査、オリンピックの感染防止対策や運営の問題点の追及・対応等について報告がありました。

<参院国会対策委員長>
 国会閉会中審査、参議院改革協議会の開催について報告がありました。

<政務調査会長>
 青年局の若手地方自治体議員と学生部、団体からの選挙政策の要望を受けたことについて報告がありました。

<選挙対策委員長>
〇地方自治体議員選挙の結果について報告がありました。
【公認】
▼宮城県議会議員補欠選挙(仙台市宮城野区)8/1投開票・定数2
佐々木奈津江(無投票/当選・1期目)
【推薦】
▼三重県松阪市議会議員選挙(7/25投開票)定数28・立候補者32
中島 清晴(2,424票・6位/当選・現職5期目)
橘 大介 (1,409票・21位/当選・現職2期目)

〇地方自治体選挙の候補者の公認、推薦について報告があり、了承されました。
【公認】
▼富山県高岡市議会議員選挙(10/24投開票)定数27
石須 大雄(現職4期・53歳/高岡市議会議員)
埜田 悦子(新人・63歳/福祉指導員)
▼鳥取県倉吉市議会議員選挙(10/3投開票)定数17
福井 康夫(現職9期・71歳/倉吉市議会議員)
▼鳥取県北栄町議会議員選挙(10/3投開票)定数15
津川 俊二(現職4期・62歳/北栄町議会議員)
▼福岡県糸島市議会議員選挙(2022/2/13任期満了)定数20
徳安 達成(現職3期・45歳/糸島市議会議員)

【推薦】
▼鳥取県北栄町議会議員選挙(10/3投開票)定数15
蓑原美百合(新人・69歳/看護師)

<組織委員長>
〇地方自治体議員の離党について報告があり、了承されました。
 地方自治体議員の離党1人により累計1,269人との報告があり、了承されました。 

<企業・団体交流委員長>
 8月の広島・長崎の原爆の日、終戦記念日に関する各種式典、集会への参加、対応について報告がありました。

【協議・議決事項】
<幹事長>
 幹事長から性交同意年齢の議論を巡る本多平直衆院議員の発言の問題について、前回の常任幹事会で本多議員に対する1年間の党員資格停止の処分が妥当かを党倫理委員会に諮問することを了承した後の経過について次のとおり、報告がありました。
 倫理委員会で審議した結果、26日夕刻に幹事長に答申があり、枝野代表にその内容を報告した上で、倫理規則第5条第3項に基づき幹事長が本人の弁明を聴取する機会を設ける旨を本多議員に伝え、承諾を得た。弁明聴取の冒頭に本多議員より離党届が提出。同日の執行役員会で離党届の提出について報告し、役員会としては、処分をおこなわず、離党届を受理することを確認した。

 これを受け枝野代表より、本多議員の離党届を受理する提起があり、了承されました。

【その他】
<選挙対策委員長>
 立憲民主党と国民民主党に関する選挙協力に関する覚書について、国民民主党内で党内協議が続いており、その影響でさらに両党間の協議が必要となった場合、その対応について平野博文選挙対策委員長に一任されました

https://cdp-japan.jp/news/20210727_1840